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今すぐ役立つ部屋探しの基礎知識 部屋探し完全マニュアル2
 
資料提供:佐賀県住宅ガイド あぱ・なび
 
契 約 に つ い て 
   
  STEP5 重要事項説明を受ける        
  入居者が契約書に署名・押印する前に、不動産会社では「重要事項説明」を行うことになっている。これは、もう一度、物件内容や契約内容を確認し、トラブルを未然に防ぐためのもの。物件の下見などで確認できなかった部分も含め、再度、冷静にチェックしよう。
           
 
重要事項説明書の内容
重要事項説明書は大切に保管する
重要事項説明には、賃貸物件の所在地と構造、部屋の床面積と間取と設備、家賃およびそれ以外に支払う金銭の額、禁止事項などが記載されている。また、設備については、水道・電気・ガス・排水などの一般的な設備の他に、冷蔵庫・オートロック・パラボナアンテナ・ケーブルTV・セキュリティシステムなどの付帯設備、さらに駐車場の有無、その賃料なども記載されているので再度確認しよう。   重要事項説明は、契約書に署名・押印する前の最終的なチェックになるので、不明な点があればその場で必ず確認を。また、重要事項説明書には、賃貸借契約書には記載されていないこともあるので、必ず保管しておこう。
           
 
  STEP6 契約書を交わす        
  契約書には必ず目を通すこと。賃貸借契約は、入居者の家主との合意によって成立するものであり、入居者は契約書に記載されている義務や禁止事項に従う義務がある。守らない場合は退去させられることもある。書名・押印すれば、それらに書かれた条件を受け入れたことになるので、十分に理解した上で契約しよう。
           
 
●●● 契 約 書 の チ ェ ッ ク 項 目 ●●●
     

 

   
 
■家賃の支払い方法
■禁止事項
契約書には、毎月の家賃をいつどんな方法で支払ったらよいかが記載されている。家賃は、家主へ直接支払う(持参又は振込)場合と、管理する不動産会社を経由して支払う場合とがある。このとき、管理費も一緒に払い込む。   「他人に迷惑を与える行為は禁止する」といった一般的な事柄のほかに、「ペット禁止」「ピアノ禁止」などと定められていれば入居者は従う義務がある。守らない場合は退去させられることもある。
     
■契約開始日   ■修繕費用の負担
契約書で契約開始日(契約書を取り交わす日と同日とは限らない)を決めると、その日付から家賃が発生するのが原則。したがって、自分の入居可能日を充分に考慮しながら、契約開始日をいつにするか事前に不動産会社と相談しておく必要がある。   自分の不注意で部屋を汚したり設備を壊したりしたときに、入居者は費用を負担して元の状態に戻す必要がある。このことについては入・退去時に家主または不動産会社と確認をしたほうがよい。
     
■契約期間   ■契約の解除
賃貸借契約では、2年間の契約期間が設定されていることが多い。この期間が満了するとき、入居者は契約を更新させるか終了させるか選ぶことができる。契約期間がどれくらいなのかをきちんと確認しておこう。   入居者が契約書に記載されている義務に違反した場合、家主は契約を終了(契約解除)させることができる。また、家主が契約書に記載されている義務に違反した場合は、入居者のほうから契約解除できるが、そういった時はすぐに仲介してくれた不動産会社に連絡しよう。
     
■契約の解除   ■敷金の返還
契約期間の途中で、入居者の方から契約を終了させる(契約の解除)場合は、家主にあらかじめ契約予告をする必要があり、契約書にはその予告期間が記載されている。一般には終了の一ヶ月以上前と定められていることが多いが、もし、契約書に予告期間が記載されていない場合は、必ず契約前に不動産会社に確認しておこう。   敷金は基本的には退去時後に返還されるが、部屋を借りた当時の状態に戻す(原状回復)のための補修費やその他の精算金が差し引かれ、その残金が戻ってくることになる。ただし、敷金以上に補修費などの費用がかかってしまった場合は、その不足金分を支払わなければならない。敷金の扱いについて契約書に明記されていないときは、不動産会社に連絡しよう。
     
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